2015年8月15日土曜日

環境省モニタリングサイト1000の淡水魚類調査


6月と8月のそれぞれに約1週間かけて、水圏センター近くの北浦湖岸(爪木地区のヨシ帯)で、センターの教員・学生が主体となって魚類相調査を行い、計27種の魚類を確認しました。この調査は環境省モニタリングサイト1000事業の陸水域調査(湖沼)の一環で実施されました。北浦湖岸の調査地は、環境省が湖沼の淡水魚類の長期的変遷を追跡するために選んだ全国10湖沼のサイトのうちのひとつです。いつも公開臨湖実習が行われる場所でもあります。

今回の調査では、環境省レッドリストに掲載され、絶滅の恐れが指摘されている種として、クルメサヨリ、キンブナ、ミナミメダカ、ニホンウナギ、ジュズカケハゼが確認されました。外来種としては、国外外来種のオオクチバス、ブルーギル、チャネルキャットフィッシュ、タイリクバラタナゴ、オオタナゴのほか、国内外来種のワタカとゲンゴロウブナも確認されました。

さらに詳しい内容については、環境省生物多様性センターのWEBに掲載されていますので、そちらをご参照ください。
http://www.biodic.go.jp/moni1000/lakes_new.html
小型定置網を設置しているところ
クルメサヨリ