2014年6月8日日曜日

SSH熊谷西高の臨湖実習

6月7日(土)~8日(日)の2日間、SSH指定校 熊谷西高等学校の先生と生徒のみなさん、川越女子高等学校の先生の計21名が、臨湖実習のためにいらっしゃいました。

今回の実習メニューですが、1日目に北浦のヨシ帯と護岸帯でさまざまな漁具と使った魚類調査、室内での魚類の観察・同定・解剖・胃内容物解析などを予定していました。しかし、大雨で風波が強かったため、中止にしました。その代わりに、室内でスーパーの鮮魚売り場に並んでいるジやサバなどの生鮮魚やしらす干しなどを材料に、観察や解剖などを通じて魚類について専門的に学ぶ実習に、急遽変更しました。 

<実習メニュー>

1日目:アジ、サバ、タイなどを使った魚類学実習
     チリメンモンスターを探せ!実習
    (しらす干しに混じっている他の魚種やイカ・タコ、エビ・カニ類を探し出し、
     海洋生態系の豊かさについて学ぶ実習)

2日目:水質分析(パックテスト)
     湖水濾過とクロロフィルa濃度の分析
     底生動物の観察
     施設案内をしながら地形・地質、霞ヶ浦の成り立ち、所蔵標本の説明など
     モーニングセミナー:安定同位体比分析を用いた食物網の研究のお話
     意見交換と研修のまとめ

*初日にフィールドに出れなかったのは、残念でしたが、それでも室内での魚類学実習を楽しんでいただけました。他のメニューも、熱心に学んでくださり、こちらのスタッフ(教員とTA学生)もやりがいがありました。遠い熊谷からお越しくださり、どうもありがとうございました。またのご来訪をお待ちしております。(センタースタッフ一同)